当社は創業以来、長きにわたり飲食サービス業、ホテルサービス業、カラオケサービス業と、それらに関連する事業に携わってまいりました。
その足取りは、お客様の”満足度(ホスピタリティー)”との格闘の日々であり、
同時にそれは、お客様から教えを賜りつづける日々でもありました。
私達の仕事は、お客様をエンターティナーとしてお迎えすることです。
お客様が求める「価値」とは何か?
用意したステージが、お客様の感性、本音にお応えしているのか?
私達はいつもこの課題と対面し、お客様の〔本音の提示〕に向かい会ってきました。
お客様に対する姿勢 (善忠=ロイヤリティ) 〔The loyalty for the guest〕
この思いを D・N・A として善忠を社名にするものです。
これからも、「善忠 (ロイヤリティ=おもてなし) に対する五感」をさらに磨き上げて参ります。
The Loyality
ロイヤリティOrganic Lifestyle
有機我々はサービス業を展開するなかで気づいた事があります。
それは、これまで<宿泊>という カテゴリーを持たなかった事です。
これまでも、ホスピタリティーを追及する上で必ずぶち当たる壁でした。
つまり、我々がサービスを完結しようとする上で、宿泊業態は不可欠なものでありました。
ここが、ホテル業への入口です。
人々の多くは、無機質で無個性なものに興味など持ちません。
そこに、活き活きとした文化や経済活動は育まれにくいものです。
ホテルにおいても、それは言えます。
アイデァに溢れおしゃれ感、わくわく感がなければ、利用したいとは思いません。
人々が集まってくるのは、能動する新しい価値観や趣味が存在する「有機」なところです。
そして、共感し合い共振をしながら何かが生まれていきます。
このような連鎖は、新たな地域社会やライフスタイルに、少なからず影響を及ぼしていく事でしょう。
ホテルとは、そんなステージであり媒体でありたいものです。
New Market
新たな価値観いつの世の文化も、それを形成する要因として、庶民のフラストレーションが大きな源泉となってきました。
一方、レジャーホテルのもつ包括的要素が、文化の源泉でなかった歴史はありません。
しかるべきレジャーホテルの存在は、まさに文化の源泉そのものであると言えましょう。
私共は厳しい消費者ニーズの最前線に立ち経営をしてきました。
そこで感ずるのは、本質的なマーケットと、現況のズレです。
数々の虚構で成り立った文化が、まかり通っています。
サービス業はこのような状態において、常に業態変革が求められてきた業種でもあります。
お客様がホテルに求める価値 (サティスファクション) とは何か。
その時間を購入されたお客様に、宿泊場所としてだけではなく、生の感動を販売しなければならないのです。
しかし感動は建前で防御されたものからは、生まれにくいものです。
数々の共感や感動。新しい刺激によって育まれる価値観。
それは解放され、素直でみずみずしい情感に溢れていることでしょう。
そこにこそ…新たな顧客 (マーケット) が創造されます。
これらの胎動が、解き放たれたカルチャーを創造していきます。
The Next Stage
波動私達は、多様化したニーズに少しでもお応えするべく、
新たなホテル業態への変革を常に摸索してまいりました。
今日まで、利用者が激減する他のホテル業界の中で、
正当にご利用を頂いているお客様より、圧倒的な評価を得てまいりました。
そこには、目まぐるしく変貌する現代社会に、真摯に向き合ってきた姿勢があります。
もはや社会的ニーズに裏打ちされたホテルは、一つのメディアとして存在し、いまや「文化創造」の重要な一翼をになっております。
しかし事業は常に、時代と共にさらなる上質な空間と、さらなる利便性が求められています。
カサレーベルホテルズにおいても、新たなイノベーションが求められます。
私達は、この美しい越後の国に生まれ、恵まれた土壌、豊かな海から糧をえてきました。
ここで暮らし、食べてそして夢を見ます。
いつしか忘れがちになった自然との交流。かけがえのない仲間達との交流。
ここに、新たらしい価値を育んできた人々へ、新たなコミュニティとして
「ニューコンセプトレストラン」を投入するものです。
頚城野食採、解き放たれた空気感、新カルチャーの創造です。
Thanks and Message
感謝我々の追求する事業は、現在もなお業態認識において数々のハンディを負っています。
しかし、屈する事なくお客さまから頂く<感動>を栄誉として、その事業に携わって参ります。
こうしたカーサレーベルの挑戦は、社会の要求 と必然性に裏付けられたものです。
しかしながら、この<哲学>も事業として成功しなければ何の意味も持ちません。
事業として成果 を示し、提唱する業態を確立させなければなりません。
そして何よりもその遂行は、多くの支持者に対する義務であるからです。
「実態の社会」に新しい価値を創造し、共に成長する……カサレーベルのミッションです。
我々はビジネスも、そして生きザマも、人間くさく生きること 、
その【ヒューマニラズム】 において、顧客満足度への創造性を見出してきたものです。
人間として、ナチュラルに、リベラルに…純粋に…、懸命に…。
この生き方が出来なくて「真のメッセージや痛み」まして「感動」なと分るはずがありません。
故に…「建前の社会」に対しては、常にレジスタンス精神で臨んできたものです。
我々にとって、このメンタリティーなくして、マーケティングの構築など、あり得ません。
いわんや、マーケティングの失敗の多くは、人間の痛みや感動を察知できないが為とも言えます。
我々は今日に至るまで、より良い暮らしを目指し、さまざまな工夫を重ね今の生活を手に入れてきました。
その反面、政治的、経済的な「社会の課題」が世界中に点在しています。
多くの人々が苦しみの中にいます。
いま、その事実とリアリティーに心を痛めるものです。
人道支援においても、代表的ないくつかのNPO/NGOには、慈善活動と言う美名のもと、
建前と特殊な権益が存在しています。
しかしながら、我々だからこそ察知できる活動や団体、そして我々の感性を揺るがす行動もあります。
今、出来る事から‥。しがらみのない若者達も世界中で行動しています。
我々のお客様は品物を持ち帰るわけではありません。対価のほとんどが付加価値です。
即ち数多い職種のなかでも、最も繊細で高度なビジネスに携わっています。
その事業性と結果については真に合理的、科学の世界であると考えます。
しかし人々は往々にして、我々が提示する事業の社会的意義や、意味合いを排除しようとします。
それは、しかるべき必然性や実情を検証せずして、根拠のない建前や虚構と迎合するからです。
森羅万象。言うまでもなく起源より、人間社会のすべての現象や価値は、常に生滅変化を続けてきました。
上昇し続ける非婚率と少産少子化。そして超高齢社会の現代社会。
この社会において、いずれどちらの概念が滅するにせよ、我々の事業が公の秩序、または善良な風俗に反し、
悪であるとすならば、この旗(哲学) を捨て、社会に土下座をします。
諸行無常、そのまえに、社会は決して我々を生かしておかないでしょう。
我々の事業の遂行は「胎動する社会」から「生かされている」ことへの、
応えと感謝からなるものです。